宮崎県中部港湾事務所殿から受注しました宮崎港可動橋新設工事が竣工し、３月２３日無事引渡しが完了しました。
　本工事は、宮崎－神戸航路を運航する宮崎カーフェリー（株）が建造する新船(たかちほ、ろっこう)2隻の構造に合わせ、宮崎港の岸壁からトラックがフェリー2階部分に直接乗り降りするための「サイドスロープ」の整備をおこなうもので、当社は鋼構造部の工場製作から現場据付、機械・電気設備工事、機械・発電機室建屋建築、操作室塔建築まで一式を施工しました。
　部材は主に可動橋、固定橋、門構、橋脚の４つに分かれ、付属設備は、機械・発電機室、操作室塔、サイドスロープ横の鋼製階段があります。これらの部材の取合いや動作域における干渉の有無等を３ＤＣＡＤを用いて確認し、綿密な施工計画を立てる事で遅延なく工事を完成させることができました。

工事名：令和2年度特会宮崎第2-31-1号宮崎港可動橋新設工事
発注者：宮崎県中部港湾事務所殿
形　式：鋼橋下路式可動橋
昇降塔(門構)高さ：14.65ｍ
橋　長：21.5m(可動橋部)
揚　程：3.0m
駆動方式：油圧シリンダ昇降式(2本シリンダ)