三井住友建設鉄構エンジニアリング株式会社
ロッキング橋脚を有する橋梁の耐震補強対策として、橋脚部で地震時水平力に抵抗できる「鋼コンクリート複合橋脚」への更新を採用した場合の合理的な施工法です。
施工スペースが限られたロッキング橋脚を有する橋梁の耐震補強のために開発されました。
ロッキング橋脚を有する橋梁は、建設スペースが限定された高速道路跨道橋などで、構造の合理性から1960~70年代に多く建設されましたが、地震時水平力に抵抗できない構造であることから耐震補強法が課題となっています。
本工法は、耐震補強対策として、橋脚部で地震時水平力に抵抗できる「鋼コンクリート複合橋脚」への更新を採用した場合の、新設橋脚建設からロッキング橋脚撤去まで安全性の高い合理的な施工法です。
この新工法は、西日本高速道路株式会社と共同で特許を取得しています。
ロッキング橋脚が採用された橋梁は、下部工の建設スペースや施工ヤードが限られているのが特徴です。狭隘な作業スペースに加え、供用下橋梁の桁下空間での撤去・更新作業であることから、大型重機が使用出来ない中でより安全性の高い施工法が求められています。
本工法では、新設橋脚を先行して構築し、完成した新設橋脚にて上部構造を仮受けした状態でロッキング橋脚を撤去する手順を採用しました。ロッキング橋脚の撤去には、省スペースの撤去設備とチェーンブロックを使用した「だるま落とし方式」を採用しました。
本工法を採用することにより、