三井住友建設鉄構エンジニアリング株式会社
通常時は係船リングとして利用でき、津波時には船舶の流失や沈没のリスクを大幅に軽減できる係船装置です。
東日本大震災では多くの船舶が陸上または沖への流失等様々な被害が報告されました。現在、係留船舶の津波対策の必要性は高まっています。
津波対応型係船装置『のびリング®』は、収納箱と係船リングから構成されており収納箱の部分が岸壁コンクリートに埋設されています。内部に収納されているロープ長さを変えることにより、1点係留、沖側のアンカーがコンクリートアンカーの2点係留などの様々な係留方式に対応可能です。また、装置自体が岸壁コンクリートに埋設されているため、防護柵やフェンスのように景観を変えることもありません。
津波時に係船リングに上向きの荷重が作用すると、収納箱と係船リングを固定している固定ピンが破断して、係船リング部分のみが収納箱から分離します。内蔵ロープが伸びることにより、船舶の流失を防ぎます。
津波対応型係船装置
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